前にならえ、と教えられた子どもの頃。
それでも、心はきっと自由だった。
成人して、少しずつ夢と現実とのギャップを感じ始める20代。
あの頃想像していた30代は、もっと大人だと思っていた人も多いはず。
悩みなんてなくて、考える力も判断する力も、お金だって今よりもっとあって…。
現実は、社会に出ても何度恋をしても、悩みはつきない。それでも、たどり着いた今を、みんな自分なりに生きてるんじゃないかな。
年齢を重ねるほど、常識や普通という言葉が、私たちの毎日の枠組みを作っていて、知らず知らずのうちにそんな日々が当たり前になっていく。
「こんな自分になりたい」
「あんな風に生きられたらいいな」
そう思う瞬間があっても、
「もう歳だから無理に決まってる」
「今更、何かを始めるなんてできないよ」
「もし失敗したら?」
そんな言葉に二の足を踏んで、芽生えた希望に気づかないふりをしている人もいるかもしれない。
たしかに歩いてきた道を変えることはできない
だとしても、過去の自分を否定する必要はない。
大人だからこそ、選べる明日もたくさんある。
それは、その道を歩いてきた自分だからこその特権なんじゃないだろうか。
自分の足で歩いて生きている今だからこそ、歩く道や生き方は自分自身で選ぶことができる。これまでと違う選択肢を選ぶことだって、できるはず。
大人になることは、希望や夢を諦めることじゃない。
物分かりがよくなることでもない。
大人になることは、子どもの頃よりももっと
たくさんの希望や選択肢を持つことができるということ。
「チャレンジしてみたいな」
「こんな自分になれたらいいな」
そう思う瞬間があるとしたら、
勇気を出して、その一歩を踏み出してみて。
何かを始めるのに、遅いなんてことはない。
自分の未来を描けるのは、今のあなたなのだから。