鎌倉・七里ガ浜にある鎌倉プリンスホテル。
海の目の前に佇むこのホテル、部屋の大きな窓からは海が一望できるのが魅力。七里ガ浜には人気のカフェやレストランがたくさんあるけど、ホテルは少し離れた場所にあるからとても静かで、”何もしない”を楽しむのにぴったりの場所でした。
この日泊まったのは、江ノ島が見えるツインルームAのお部屋。
空気が住んでいれば富士山も見れるんだそう。
少し高い場所にあるから、海から近いのに見晴らしも最高です。
2020年に創業25年を迎えたこともあって、たしかに少し古さは感じるけれど、清潔感があってとても居心地がよかったです。
書き物や仕事をするのにもぴったりのデスクも完備。ホテルによってはデスクが小さかったり低すぎたりすることもあるけど、これならワーケーションにも最適。
空気清浄機もあって、ミネラルウォーターやコーヒー、お茶も用意されています。ただ、コーヒーがインスタントコーヒーだったので、滞在中の飲み物にもこだわりたい方はドリップバッグやティーバッグを持参してもいいかも。
その日の気分に合わせてリッチなものを選んだり、できるだけリラックスしたいなら自宅で飲んでいるものを持って来たり。せっかくのひとり時間、できるだけ自分の気持ちに正直に過ごせたら、より贅沢な旅になるのかなと思っています。
そして、景色のいい場所でホテルステイを楽しむときは、チェックイン時間が早いプランを選ぶのもおすすめ。だんだんと窓の外の景色が暮れていく様子はチェックインした日にしか楽しめないので、ちょっと得した気持ちに。
今日は14時チェックイン、11時チェックアウトとゆったり過ごせるプランを選択。
食事はなしのプランにしたので、まずはお部屋で遅めのランチタイムを楽しむことに。荷物を置いて、買い出しに出かけます。
ホテルの近くにはPacific DRIVE-INやアマルフィなど人気のカフェやレストランがあるけど、海を見ながらハンバーガーを食べたい気分だったので、歩いて5分くらいの場所にあるTeddy’s Bigger Burgersでテイクアウト。
このあたりはとんびが多いから、持って帰るときはちょっと注意。
袋やバッグに入れていれば大丈夫らしいけど、私のように怖い人はジッパー付きのエコバックをおすすめします。(海岸とかで食べると絶対取られてしまうので気をつけて…!)
おしゃれな店内で食べるのもいいけど、ホテルの部屋でゆっくり食べるのもなんだか贅沢な気分でいいもの。体のためには控えないと…と思いつつ、やっぱりハンバーガーにはポテトをつけてしまう。
ここに来る前はなんとなく気持ちがもやもやしていたけど、海を眺めながら何も考えずにランチをしていたら、お腹がいっぱいになる頃には少し肩の力が抜けてリラックスできました。
日常の中で心や体を休めるのはなかなか難しいから、そう感じている人には特に、近場でホテルステイおすすめです。遠くまで行かなくても、ゆったり過ごせてリフレッシュできて、気軽に出かけられる手軽さもポイント。
お腹が満たされたところで、お部屋での時間を堪能することに。
ミニサイズのベランダは外に出られるようになっていて、窓を開けると気持ちいい風が部屋に吹き込みます。
波の音と潮の香り、海風を浴びながら、ずっと読めていなかった本を読むことにしました。
こんな風に、好きなことを好きなときにできるのもひとり時間の醍醐味。
今日は穏やかな気持ちを取り戻したかったから、優しい言葉が綴られたエッセイを持ってきました。
気分によっては、ファッション誌やビジネス書を持って行くこともあるし、そんな風にその日の気分に合わせて持ち物を選ぶのも、結構楽しい時間だったりして。
旅先で本屋に寄り道して、どんな本にピンと来るかで、自分のそのときの気持ちがわかることもあるから、ちょっとした宝探しみたいな感覚も楽しめます。
本を読んでいるうちに、少し感傷的になったりやわらかい気持ちになったり。
家で休日を過ごしていると、気持ちを切り替えきれずにダラダラと過ごしてしまうこともあるけど、環境を変えることで、スムーズにオフのスイッチが押せるような気がします。
ひとりで旅行をしてもどう過ごしていいかわからないという人もいるかもしれないけど、ただ、ベランダやソファから暮れていく海を眺めるだけ。好きな本を読むだけ。それだけでいいんです。
家でもできることを好きに選べるのも、ひとり旅の良さ。
家にいると、ついつい家事とか仕事とか掃除とか、どうしてもほかのことにも意識がいってしまいがちだけど、旅先ではあれこれやろうとしたりすることも減って、目の前の本に集中できるから、結果的にゆったりできる。
そうやって、自分が今本当にしたいことにちゃんと向き合うと、新しい発見があったり悩んでいたことがスッと解決したり、何が変わったわけじゃなくても気持ちがスッキリすることもあります。
Me-timeでは、そんな風に自分だけのためにいい時間を過ごすきっかけに出会ってもらえたらと思っています。
夜はルームサービスを頼む予定だったけど、あまりお腹が空かなかったので、買い出しで買ったおつまみとお酒で映画を見ながらゆったり晩酌を楽しむことに。
ラフに見れる懐かしい映画が見たくて、チャーリーとチョコレート工場を選んだのだけど、あまりにもストーリーを覚えていなくて、新鮮な気持ちで楽しめました(笑)
ちなみに、ホテルには売店もあるし、歩いて5分の場所にセブンイレブンもあります。ルームサービスでは、しらすのピザやサラダなどが頼めたり、そもそもインルームダイニングがセットになったプランもあるので、人目を気にせず夕食をいただきたい人にもおすすめです。
バスルームはユニットバスタイプで、少し古めの印象でした。シャワーは水圧が強くてしっかり出るタイプだったので、問題なく使えました。
アメニティは、メイク落としからクリームまでがセットになったマーガレット・ジョセフィンというメーカーのもの。敏感肌でもピリピリしなくて、次の日もお肌もっちりでした!たまにこういう出会いがあるのも、ホテルステイの醍醐味かもしれません。
気になるドライヤーは弱くはないけど強くもない程度。個人的には風量が強いドライヤーが好みなので、少し物足りない感じでした。
一方、クローゼットは大容量!荷物が多い人でもしっかり収納できるし、消臭剤も用意されているので安心。細かいところだけど、こういう設備がホテルステイの充実度を左右するので、結構気になるポイントです。
そんなこんなでシャワーを浴びてスッキリして、就寝しました。
翌朝はあいにくの曇りだったけど、カーテンを開けて窓を開けて潮風が入って来ると、やっぱり爽快。
身支度を整えてチェックアウトしたら、朝食を食べに出かけます。
言わずと知れた七里ガ浜のBillsへ。
朝7時から開いているので、朝食にもぴったりです。
朝から食べれるかな…と思いつつも、定番のパンケーキをいただきました。
普段できないことをお部屋で楽しむ一方で、旅行だからこそ普段しないことをしてもいいかなという思い切りも味わえる。
私の中でのひとり旅は、非日常と日常の間を行ったり来たりするのが好きだったりします。過ごし方のバランスはそのときによって変わるけれど、ひとり時間を楽しむ中で自分なりの心地よさを見つけていくのも楽しいものです。
お腹も心も満たされたところで、江ノ電に揺られて帰りましょう。
鎌倉プリンスホテル
〒248-0025 神奈川県鎌倉市七里ガ浜東1-2-18
TEL:0467-32-1111